プリンター

昨年、高橋町の営業所を閉鎖し、本社に配送の拠点を変更した関係で本社事務所のレイアウトを大きく変更した。その際必要となったのがプリンターだ。高橋町では大型のプリンターは荷主さんと共有していたため、補助的な小さなページプリンターで事足りていたが移転後は自前で用意しなければならなくなり大型のＡ３対応カラープリンターをリースした。デスクサイドの安価なプリンターとは違い、印刷スピード、クオリティ、操作のしやすさは格段に上を行くが、当然、価格もまさに桁違いだ。社員は重宝していることと思うが、私は使い慣れ親しんだ旧のプリンターを処分できずに社長室で使い続けている。貧乏性と思うかもしれないが経営者の性だ。もう1台、驚くなかれ30年間使い続けているドット式プリンターも社長室ある。骨董品の部類に入りそうな代物で、音もうるさく、スピードも遅く対応するインクリボンも純正品などとうの昔にない。現在は給与明細の発行と元帳の発行だけに使っている。しかしこの年代のプリンターは見るからに頑丈でごつい。簡単に壊れそうもない。いつまで使い続けられるか楽しみななってきた。ちなみに自宅で１０年使ってきたインクジェットのプリンターも調子が悪くなってきたので新しいプリンターに買い替えた。こちらは２万円程度の安価なものだが、進化を感じさせてもらえる。スピード、仕上がり、多機能と１０年前とは雲泥の差だ。ただ思うことは会社にある３０年のプリンターに比べると華奢（きゃしゃ）だ。これも時代の移り変わりかも知れない。壊れて新しいものを買うことで経済が回るのかもしれないが、物にも愛情をもって大切に長く使いたいと最近は思う。