昨年の10月末当社は今まで行ってきたコンビニのセンターとしての役割を終え、同じ拠点で今年1月からはドラッグストアのセンターとして食品仕分け業務を担当することになり、早8ヶ月が過ぎようとしています。業務はそこそこ軌道に乗り、ユーザーにご迷惑をかけるようなことは無くなりつつありますが、収益面ではまだまだ大きな課題が残っています。昨年までと比べると売上が10%ほど低下、利益率も下がり現状が続けばマイナス決算を覚悟しなければなりません。売上を上げること、収益性を改善することが急務となっています。10月からは元受け会社からも応援いただき、物流品質や生産性の向上を目指し気持ちも新たに自主カイゼン活動がキックオフとなります。そんな中、中日新聞に掲載された記事が脳裏に蘇りました。「トヨタイムズ」の宣伝になってしまうかもしれませんが、コロナ禍で医療現場で防護服が不足し雨合羽を製造するメーカーへ経産省から防護服1日1万着の製造依頼がきたという記事です。1日500着くらいの雨合羽を製造していたメーカーに、こんな無茶な依頼が・・・。それでも「何とか日本の医療現場を救いたい」という思いで雨合羽の社長さんは新聞に生産応援の記事を載せ支援者を募ったところ、集まったメンバーの中にトヨタ自動車のカイゼンチームがいたという話ですが、カイゼンにカイゼンを進め、この会社で1日1万着の生産を達成、この時集まった有志連合で1日100倍の5万着を達成したというここ最近の実話です。大した費用も掛けず手順の見直しや工夫だけでこれを達成したという事実に驚かされるばかりです。ネットでこの記事は見られますのでよかったら見てください。
https://toyotatimes.jp/chief_editor/048.html
当社でもこの8カ月何もしなかった訳でなくカイゼンについての座学を少しづつ進めてきました。一部のアルバイト社員さんからは目からうろこの提案があったりして少しずつ浸透はしてきていると感じていますが、スピード感がやはり足らなかったと思います。このキックオフを機にカイゼンをスピードアップさせ併せて社員のモチベーションアップにつながればと思っています。